ノーマル四間飛車!超研究所!

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右四間飛車を徹底研究!-覚えておきたい9つの変化ー【舟囲い右四間飛車VSノーマル四間飛車】

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どうも。

今回は、右四間飛車について、

詳しめの記事を書いたので、

ぜひご覧ください。

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初心者にありがちな悪手

 

変化1-後手四間飛車の悪手ー

まず、先手右四間飛車との対局で、

後手四間飛車がしてしまいがちなミスを確認しておこう。

まずは初手からの展開だ。

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▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲6八玉 △4二飛
▲7八玉 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲4八銀 △6二玉
▲5八金右 △7一玉 ▲4六歩 △3二銀 ▲4七銀 △4三銀
▲5六銀 △5四銀 ▲3六歩 △8二玉 ▲3七桂 △3三角
▲1六歩 △6四歩 ▲6八銀 △5二金左 ▲4八飛 △7四歩
▲1五歩 △6三金 ▲2五桂 △2四角 ▲4五歩 △同 歩
▲1一角成 △4六角 ▲4九飛 △2四歩 ▲3三桂成 △同 桂
▲同 馬 △6二飛

 

まだ定跡がうろ覚えな時に、よく指してしまう順である。

この変化は、先手の角成と香得を許してしまって、

後手四間飛車が不利である。

 

この変化の悪手は、

34手目の、△2四角である。

f:id:mayaobird:20190106174759p:plain

(よく指しがちな悪手の図)

 

 

 

変化2-最善手△2二角の順ー

正解手は2二角と引き、

△2四歩の手を残しておくのが最善である。

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▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲6八玉 △4二飛
▲7八玉 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲4八銀 △6二玉
▲5八金右 △7一玉 ▲4六歩 △3二銀 ▲4七銀 △4三銀
▲5六銀 △5四銀 ▲3六歩 △8二玉 ▲3七桂 △3三角
▲1六歩 △6四歩 ▲6八銀 △5二金左 ▲4八飛 △7四歩
▲1五歩 △6三金 ▲2五桂

(ここから上図)

△2二角 ▲4五歩 △2四歩▲1三桂成 △同 香 ▲1四歩

△同 香 ▲同 香 △8四桂▲1二香成 △3三角 ▲2一成香 △1二飛

 

しかし、これらの変化は、

後手四間飛車が1四歩を突いていない順である。

 

 

 

後手四間飛車が端歩(1四歩)を突いた変化

 

変化3-後手が端歩を突いた順ー

では、後手四間飛車が端歩を突いた変化はどうだろうか。

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▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲6八玉 △4二飛
▲7八玉 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲4八銀 △6二玉
▲5八金右 △7一玉 ▲4六歩 △3二銀 ▲4七銀 △4三銀
▲5六銀 △5四銀 ▲3六歩 △8二玉 ▲3七桂 △3三角
▲1六歩 △6四歩 ▲6八銀 △5二金左 ▲4八飛

(ここから上図)

△1四歩▲2五桂 △2二角 ▲4五歩 △2四歩 ▲4四歩 △2五歩
▲4五銀 △同 銀 ▲同 飛 △5四銀 ▲2五飛 △4四角
▲同 角 △同 飛 ▲2一飛成 △4九飛成 ▲3三角 △1九龍
▲1一龍 △8四香 ▲8八香

 

 

4筋で戦いが起こっているという意味では、

こちらの展開の方がわかりやすいだろう。

後手四間飛車が端歩を突くかどうかは、好みの問題だと思われる。

 

 

実際、端歩を突いているかどうかで、

形勢に大きな差はなく、

どちらの展開もほぼ互角である。

 

 

 

4一金1二香型四間飛車(4一金型四間飛車

 

変化4-4一金1二香型四間飛車の順ー

最初に、▲2五桂に対して△2四角は悪手と言ったが、

そうではない場合もある。

 

4一金1二香型四間飛車の場合がまさにそれだ。

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▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲6八玉 △4二飛
▲7八玉 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲4八銀 △6二玉
▲5八金右 △7一玉 ▲4六歩 △3二銀 ▲4七銀 △4三銀
▲5六銀 △5四銀 ▲3六歩 △8二玉 ▲4八飛 △3三角
▲1六歩 △1四歩 ▲3七桂 △1二香

(ここから上図)

▲2五桂 △2四角▲4五歩 △同 歩 ▲1一角成 △3一金

▲4九飛 △4六角▲3三桂不成△同 桂 ▲同 馬 △3七角成

 

 

4一金1二香型四間飛車では、

▲1一角成に対して、

△3一金とするのが好手。

 

 

その後、後手四間飛車が桂馬をうまくさばいて、満足といったところだ。

 

 

 

2五歩型右四間飛車への対策

 

変化5-▲2五歩の順ー

では、▲2五歩の変化はどうだろうか。

先手が▲2五桂とせず、

4五の地点で戦いが集中する変化だ。

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▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲6八玉 △4二飛
▲7八玉 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲4八銀 △6二玉
▲5八金右 △7一玉 ▲4六歩 △3二銀 ▲4七銀 △4三銀
▲5六銀 △5四銀 ▲3六歩 △8二玉 ▲3七桂 △3三角
▲1六歩 △1四歩 ▲4八飛 △5二金左 ▲6八銀 △6四歩

(ここから上図)
▲2五歩 △6三金 ▲4五歩 △同 歩 ▲3三角成 △同 桂
▲8八角 △4四角 ▲同 角 △同 飛 ▲7七角 △2六角

 

 

37手目からの

▲8八角 △4四角 ▲同 角 △同 飛 ▲7七角 △2六角は、

覚えておきたい順だ。

 

 

先手が2五歩としているために、

△2六角打が生じている。

この展開なら、後手四間飛車が満足だ。

 

 

変化6-△4四飛▲2二角打の順ー

先手が△同 飛 ▲7七角 △2六角の順を嫌って、

△同飛の時、▲2二角打の展開がある。

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▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲6八玉 △4二飛
▲7八玉 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲4八銀 △6二玉
▲5八金右 △7一玉 ▲4六歩 △3二銀 ▲4七銀 △4三銀
▲5六銀 △5四銀 ▲3六歩 △8二玉 ▲3七桂 △3三角
▲1六歩 △1四歩 ▲4八飛 △5二金左 ▲6八銀 △6四歩
▲2五歩 △6三金 ▲4五歩 △同 歩 ▲3三角成 △同 桂

(ここから上図)
▲8八角 △4四角 ▲同 角 △同 飛 ▲2二角 △4三飛
▲1一角成 △4四角

 

 

▲2二角打に対しては、

△4三飛▲1一角成 △4四角の順で、

後手四間飛車が満足だ。

 

 

この順でもそうだが、

△4四角打は頻出の手筋だ。

中盤では、常に意識していきたい。

 

変化7-△4三飛に対して▲4四歩打の順ー

また37手の▲8八角に対して、

単に△4三飛とする手もある。

以下はその順である。

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▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲6八玉 △4二飛
▲7八玉 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲4八銀 △6二玉
▲5八金右 △7一玉 ▲4六歩 △3二銀 ▲4七銀 △4三銀
▲5六銀 △5四銀 ▲3六歩 △8二玉 ▲3七桂 △3三角
▲1六歩 △1四歩 ▲4八飛 △5二金左 ▲6八銀 △6四歩
▲2五歩 △6三金 ▲4五歩 △同 歩 ▲3三角成 △同 桂

(ここから上図)
▲8八角 △4三飛 ▲4五桂 △同 桂 ▲4四歩 △4一飛
▲4五銀 △同 銀 ▲同 飛 △5四金 ▲4九飛 △2七角
▲4六飛 △4五銀 ▲4八飛 △3六角成 ▲4三歩成 △同 飛
▲1一角成 △4六銀

 

 

先手は▲4四歩打を指したいので、

39手から、▲4五桂 △同 桂 ▲4四歩の順を選択する。

 

 

しかし後手には46手目の△5四金という好手がある。

その後は△4五銀打で、先手は飛車先の突破が難しくなる。

この展開は後手四間飛車が有利だ。

 

 

 

変化8-△4三飛に対して▲2八飛の順ー

▲8八角 △4三飛 とする展開で、

▲4四歩打を狙うのは、

先手不利になる可能性がある。

なので、先手は▲8八角 △4三飛 に対し、

▲2八飛と、飛車を回るのが正解である。

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▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲6八玉 △4二飛
▲7八玉 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲4八銀 △6二玉
▲5八金右 △7一玉 ▲4六歩 △3二銀 ▲4七銀 △4三銀
▲5六銀 △5四銀 ▲3六歩 △8二玉 ▲3七桂 △3三角
▲1六歩 △1四歩 ▲4八飛 △5二金左 ▲6八銀 △6四歩
▲2五歩 △6三金 ▲4五歩 △同 歩 ▲3三角成 △同 桂

(ここから上図)
▲8八角 △4三飛 ▲2八飛 △4六角 ▲4七金 △1三角
▲1五歩 △4六歩 ▲4八金 △4五桂 ▲1四歩 △3七桂成
▲同 金 △4七歩成 ▲同 金

 

 

この展開なら、先手右四間飛車が有利だ。

 

 

 

1二香型高美濃囲いの展開

 

変化9-後手高美濃囲い・1二香型の順ー

後手四間飛車が高美濃囲いで、かつ1二香型である展開は、

とても有名である。

 

なぜなら、知らないと指せない順だからである。

 知らないと指せない

→知らなければ、負ける

→みんな勉強する

→だから有名

 

 

また、この変化には大きなポイントが3つある。

それは赤字で示してあるので、チェックしながら、

次の変化をみてみよう。

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▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲6八玉 △4二飛
▲7八玉 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲4八銀 △6二玉
▲5八金右 △7一玉 ▲4六歩 △3二銀 ▲4七銀 △4三銀
▲5六銀 △5四銀 ▲3六歩 △8二玉 ▲3七桂 △3三角
▲1六歩 △6四歩 ▲6八銀 △5二金左 ▲1五歩 △6三金
▲4八飛 △1二香 

(ここから上図)

▲2五桂 △2四角 ▲4五歩 △同 銀▲同 銀 △同 歩

▲3三銀 △同 桂 ▲同桂成 △6二飛▲4五飛 △4四歩

▲2五飛 △3三角 ▲2三飛成 △1一角▲2一龍 △3三角

▲2三龍 △1一角 ▲2一龍

 

 

まず、▲2五桂に対しては、

△2二角も▲2四角も、候補種だ。

 

 

△2二角なら、▲4五歩△2四歩▲1三桂成の順となる。

これは、変化2で解説した展開に似ているので、

詳しい解説は、割愛させていただく。

f:id:mayaobird:20190106182230g:plain

(上図)△2二角▲4五歩△2四歩▲1三桂成

 

 

ポイント1(▲4五歩△同銀)

では、▲2四角の順に戻る。

まず1つ目のポイントは、▲4五歩に対しては△同銀とすることだ。

 

▲4五歩に対して△同歩では、

▲1一角成を許してしまう。

 

後手は4一金型ではないので、

▲1一角成に対して、桂馬を守るすべがない。

f:id:mayaobird:20190106173347p:plain

(2一の桂馬が守れないの図)

 

 

ポイント2(高美濃囲いのメリット・△6二飛)

▲4五歩 △同銀▲同銀 △同歩 ▲3三銀 △同桂 ▲同桂成と進んだ後は、

△6二飛として、飛車を逃がす。

これが2つ目のポイントである。

 

このポイントこそ、高美濃囲いにしているメリットだ。

 

通常の美濃囲いでは、△4一飛とするしかなく、飛車が危ない。

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(後手飛車が危ない図)

 

 

ポイント3(好手の△四歩打ち)

また、▲4五飛に対しては△4四歩打が好手だ。

▲同飛とすれば、△3三角で、後手が一気に有利となる。

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後手の△4四歩打に対して、

先手は▲2五飛で、飛車を回るのが最善だ。

 

しかし、その後は千日手模様となる。

 

変化9は少し長い解説だったので、

改めて以下に棋譜を載せる。

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▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲6八玉 △4二飛
▲7八玉 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲4八銀 △6二玉
▲5八金右 △7一玉 ▲4六歩 △3二銀 ▲4七銀 △4三銀
▲5六銀 △5四銀 ▲3六歩 △8二玉 ▲3七桂 △3三角
▲1六歩 △6四歩 ▲6八銀 △5二金左 ▲1五歩 △6三金
▲4八飛 △1二香 

(ここから上図)

▲2五桂 △2四角 ▲4五歩 △同 銀▲同 銀 △同 歩

▲3三銀 △同 桂 ▲同桂成 △6二飛▲4五飛 △4四歩

▲2五飛 △3三角 ▲2三飛成 △1一角▲2一龍 △3三角

▲2三龍 △1一角 ▲2一龍

 

 

1二香型高美濃囲いのまとめ

1二香型高美濃囲いの展開では、3つのポイントがあった。

それを以下にまとめた。

①▲4五歩には△同銀(▲1一角成を許さない)

②△6二飛のための高美濃囲い

③同飛でとれない△4四歩打

 

総まとめ

①△2二角か、△2四角か。

 判断の基準は香車を取られるか、敵の角成を許すか、△2四が成立するか。

②△1四歩(端歩)は好み。

 好きな展開を研究して、指せるようにしよう。

③4一金型、△三一金で桂馬を守る。

④中盤は△4四角打を意識。  

⑤高美濃囲い・1二香型3つのポイント。

 ・▲4五歩 △同 銀

 ・△6二飛

 ・▲4五飛 △4四歩

 

最後に

私が四間飛車を指すにあたって、

もっとも読み込んだ定跡書を紹介する。

次の一手」で覚える 四間飛車定跡コレクション404(マイナビ将棋文庫)

 

持ち運びも便利なので、

ボロボロになるまで読んだ1冊。

次の1手形式なので、

問題を解くように読めば、定跡を覚えられる。

 

級位者の方は、これを何度も読み返せば初段になれるだろう。

また、初段以上の方でも、定跡を学び直すのに最適な1冊だ。

 

 

(記事に関するご要望、ご意見、内容の間違いや誤字・脱字等ありましたら、

 コメントにてどうぞ。)